西大手櫓門の地震前、地震後、そして今

特別公開第一弾のルートの最初の見どころ西大手櫓門周辺の地震前の姿や、地震で被害を受けた様子、そして今現在の様子をご紹介します。

 

特別公開ルートは二の丸から西出丸に入ります。陸橋のところです。

 

地震前はこんな感じでした。この写真は地震前の桜です。ここは桜がとても美しく、桜の季節になると観光客のみなさんはここで記念撮影をしてから中に入りました。

 

 

桜並木の先は枡形になっています。

写真左が「西大手櫓門」です。この櫓門をくぐると西出丸になります。西出丸には三つの大手門があり、この西大手櫓門は格式の高い門でした。加藤家に変わって肥後熊本に来た細川忠利公もこの門を通って本丸に入城しました。

昭和56(1981)年に木造で復元されましたが、平成11(1999)年の台風で倒壊。平成15(2003)年に再び復元されましたが、地震の被害で解体されました。

 

  

 

 

枡形のところはこんな具合に崩れに崩れました。

この石材をすべて回収し、モルタルを吹き付けました。

 

 

現在の西大手櫓門です。建物は解体・撤去し、石垣の内部にあったグリ石をふとんかごに詰めて壁を作りました。

崩れた石を回収するだけでは危険ですので、モルタルやぐり石を利用して安全を確保しています。

はじめての方はここを通っても、ここに格式の高い門があったなんて想像できませんよね。

 

 

門をくぐりました。◯のところが通路です。通路は地震前も今もかわりませんが、以前は櫓門があったので、ここをくぐるだけで一気にお城に来た気分になれました。今は門がなく◯の両サイドはぐり石ですからね。はじめての人が見たら、なんじゃこれはになりますね。

グリ石を見ながら入城できるところは他にはありませんので、これも今しか見えない貴重な1シーンです。

 

 

西大手櫓門は、地震でこんな姿になりました。石垣は崩れ、櫓門は隅部分の石垣で支えています。

この櫓門を解体・回収し、そして石材も回収し、安全対策を施したのが今現在の姿です。

 

 

この西大手櫓門から入るのが当たり前でした。それが地震で入れなくなり、3年半たち櫓門はなくなってしまったけど、ここを通れる、このことがとても嬉しいです。

一日も早くここに櫓門が戻ることを祈りながら、ここを通ります。

 

 

公開日、公開時間は熊本城特別公開のホームページをご確認ください。
https://kumamoto-guide.jp/kumamoto-castle/grand-unveiling/