天守閣の地震前、地震後、そして今

 第一スロープを上ると目の前に大小天守が!!!

地震後、加藤神社から天守を見ることができますのが、やはり真正面から見ると迫力が違いますね。大きいですよ。それときれいになった大天守と足場で囲まれている小天守の対照的な姿。これは今しか見られない貴重な姿です。

 

 

 これが地震前の美しい大小天守閣です。この姿が永遠に続くと思っていました。

地震で今は変わってしまったけど、この姿に戻すためにこの3年半頑張ってきました。そしてこれからも一日も早くこの姿に戻るように前に進みます。

 

 

 第二スロープの手前から見えるのが大天守の石垣。

下から見あげると、より大きさを感じることができます。混雑時は流れに沿って歩くことになるからゆっくり見上げるのはどうかな? 難しいかな?

白くて太い梁も力強さを感じます。江戸時代はこの白い梁は石落としの機能も持っていました。

 

 

 これが地震前。この角度がいいんですよ。天守閣のカッコよさがよーくわかります。

 

 

天守前から見た今の姿。ここからのほうが小天守の姿はよく見えます。1階部分が解体されています。

 

  

 地震前の姿、桜とのコラボです。これがとてもきれいで黒の天守と桜がよく合います。

 

 

 よーく見てほしいのがココ。木の部分がわかりますか?

ここは地震前、天守閣の出口(附櫓)でした。ここは損傷が激しく解体し造り直しです。今まさに造り直している最中です。

 

 地震前の出口(附櫓)。上の写真は工事中なのでまだ木の部分に漆喰を塗っていません。すぐ近くまでいけないけど、細かいところを見ると工事過程の様子が見えるので目を凝らしてみてくださいね。

 

ちなみにこの写真は地震の前年暮れのものです。暮れになると武将隊と一緒にすす払いをしていました。市民や観光客のみなさんときれいにして新年を迎えました。これがまたできるようになるといいな。

 

 

 ここからは加藤神社から見た地震後から現在の様子をご覧ください。公開日は二の丸広場から天守前広場までいけますが、公開は基本工事がお休みの日祝日です。

非公開日は今後も加藤神社から天守を見てくださいね。あと公開日も中に入って見て、その前後に加藤神社から見るとより一層天守閣が愛おしく感じますよ。

現在の大小天守閣は昭和35(1960)年に再建されたもので、鉄筋コンクリート建造物です。建物自体の損傷は少ないですが、大天守の最上階の瓦はほとんど落ちました。しゃちほこも落ちました。

石垣は加藤神社から見ると、大きな被害がないように見えますが、小天守の内側の大半は根元まで崩落。天守閣の入り口として使用されていた箇所も石垣の崩落で通路をふさぎました。

 

 

 地震から1年後の2017年4月、大天守の6階に赤い鉄骨が差し込まれました。

 

 

 6階に続き、3階にも赤い鉄骨が差し込まれ、5月には最上階をシートで覆う作業が開始されました。

この頃は日々変化する様子が加藤神社からもよくわかりました。

 

 

 7月1日、大天守の最上階の解体が終了しました。

4月に赤い鉄骨が差し込まれ、翌月シートで覆い、解体作業が開始されました。解体が終わり、次は再建です。8月から再建がはじまり、11月のはじめに白いテントが屋根上部に設置されました。この白いテントをはじめて見た時はびっくりしました。屋根に瓦をのせる際、すき間を埋める漆喰が固まらないうちに濡れるのを防ぐものです。

 

 

2018年4月、白いテントが撤去され、真新しい屋根が見えるようになりました。4月7日、天守の守り神しゃちほこが設置されました。

しゃちほこを載せる前に二の丸広場でセレモニーが行われ、多くの人々が見守るなか鯱は設置されました。

 

 

大天守に載る前まで城彩苑のわくわく座に展示されていました。大きなしゃちほこを目の前で見ることができました。

今は小天守のしゃちほこが展示されています。小天守に載ったら間近で見えないので、今のうちにわくわく座でご覧ください。

 

わくわく座では10月5日(土)から熊本城特別公開にあわせ、「よみがえれ!熊本城プロジェクト」開催中です。

共通チケットもあります。お得ですよー
◎2館共通入園券(熊本城・わくわく座):大人600円/子ども(小・中学生)200円
◎3館共通入園券(熊本城・わくわく座・熊本博物館):大人900円/子ども(小・中学生)300円

 

 

 2018年8月末、小天守最上階を解体するため、3階に赤い鉄骨が差し込まれました。

この時、加藤神社からはっきり見えないのですが、石垣が解体され、建物の1階部分も解体されていました。石垣、1階がなくまると浮いたような状態となりました。

 

 

 小天守最上階の解体に向けて、足場が組まれ、シートで覆われましたが、石垣や建物の一部が解体されているので、どうしても目はそちらに向きます。

大天守の外観の復旧工事は進み、黒の下見板と屋根の白漆喰のコントラストがとても美しいです。

 

 

 小天守最上階の解体が終了し、2019年4月に再建工事がはじまりました。

 この時点がまだ石垣の積み直しは終わっておらず、1階の解体も石垣約2400個を積み直すために解体したので、石垣・1階・最上階がない状態の小天守です。

 

 

 

 2019年4月、最上階の骨組みが完成し、6月末には白いテントを設置しました。最上階は今年度中に完成予定です。

大天守の外観は現時点で9割がた完成していますが、小天守はもう少し時間がかかり、2021年春ごろ完成予定です。

 

 

公開日、公開時間は熊本城特別公開のホームページをご確認ください。
https://kumamoto-guide.jp/kumamoto-castle/grand-unveiling/